【美意延年】心の底から楽しんで笑顔になる言葉の見つけ方

【美意延年】心の底から楽しんで笑顔になる言葉の見つけ方 リーダーの言葉の力

 

美意延年と言う言葉があります。

広辞苑によると、荀子の言葉で「心を楽しませて寿命をのばすこと。」とされています。

 

自らの「心」が愉しんでいれば、「身体」も活性化されて「健康」になり、その結果、寿命も延びると言う考え方だそうです。

 

人が何かを愉しんでワクワクしている時には、快感を増幅する神経伝達物質であるドーパミンと言うホルモンが脳内に溢れ、線条体が刺激されると身体の動きが活発になると言われています。

「笑顔が人を元気にする」由縁は、ここにあるのでしょうか?

 

私たちリーダーが、言葉で人やチームを元気にするにはどのような言葉を選ぶ必要があるのでしょうか?

いくつかのエピソードからそのヒントを探っていきたいと思います。

 

笑顔が人を元気にする

先日、津波による甚大な被害を被った被災地の一つである釜石に行きました。

釜石には、釜石港を見下ろす鎌崎半島に、高さ48.5mの白亜の観音像「釜石大観音」があります。

そのすぐ裏手にある釜石商工高等学校は、海のすぐ近くに位置しているにも関わらず津波の被害をほとんど受けなかったそうです。

ご案内して下さった先生が、「私たちは観音様に護られていたんですかね。」と仰いました。

 

思わず涙がでそうになりました。

「それももちろんあるかも知れません。でも、その「想い」が皆さんをお守りしたのではないでしょうか?」と申し上げました。

 

生徒の皆さんもとても元気でした。

私の話に笑ったり泣いたり、しっかりと反応して下さって素敵な時間をシェアできました。

屈託のない笑顔は、励ますために呼ばれたはずの自分を励まして下さいました。

 

「笑顔」は、人を元気にするって本当ですね。

そして、この笑顔がきっと復興のエネルギー源になると確信しました。

 

言葉の力で必ず期待通りの結果が出る

教育の世界には、ピグマリオン効果と言う言葉があります。

別名「教師期待効果」と呼ばれ、指導する側の先生が「この子は伸びる」と言う期待を持って教えると、その「プラス」の期待に応えて実際に伸びると言うものです。

 

それに対して「この子はダメだ。伸びない!」などと思いながら、その生徒に対して成績の上がる見込みがない期待度の低い状態で接すると、その期待通りに生徒の成績が下がることを「ゴーレム効果」と言います。

 

この言葉は、スポーツの世界でも引用されるようになってきました。

指導者側が「この選手が伸びない!」と言う「マイナスの思い込み」で接していると、ちゃ~んとその期待に応えてくれる=イメージ通りの結果になってしまうのです。

 

もしも「イメージ通りの結果」が成功だとすれば、ピグマリオン効果もゴーレム効果もどちらも成功って事になりますね。

言葉の力は、かなり強力なようです!

 

「良能善」とは、半世紀以上も前に治療家として活動されていた西勝造先生が、良くお使いになった言葉だそうです。

目の前の患者さん(クライアント)さんが、「良くなる、能くなる、善くなる」と信じて治療をし、そう思いながら独自の体操をするように指導されていたそうです。

 

指導する側も、そして実際に運動する側も「良能善」を唱えながら一所懸命に健康体操をすることで、活気がみなぎり元気になったそうです。

言葉の力を巧みに利用した方法を取られていたのですね。

 

心の底から生きることを楽しむには?

去る12月3日、川崎フロンタウンにて第1回アンプティサッカー大会が開催されました。

今回お誘いを受けるまで知らなかったこのサッカー、実は片足がない方々が義足ではなく松葉杖を使いながらプレーされる日本ではまだほとんど馴染みのないスポーツでした。

 

会場に到着直後の初見で衝撃を受けてしまいました。

片足だけで走り回り、巧みに松葉杖でバランスを取りながら、その足でパスをしたりシュートをしたりして激しく動いておられる姿に驚き、その光景に息をのんでしまいます。

 

片足でのプレーですから、ちょっとした接触でも大きく転倒されることがあります。

見ている側が一瞬ヒヤッとするくらいの激しい当たりでも、選手の皆さんは何度でも何度でも、再び立ち上がり戦っておられました。

自分には、皆さんが大好きなサッカーを目いっぱい愉しんでおられるように見えました。

 

初めての種目で、詳しい人に色々と教えて頂きながらの観戦でしたから質問ばかりしてしまいました。

 

岩崎
キーパーの方は松葉杖ではないんですね?
Kさん
そうなのです。基本的にキーパーは、片腕がない方が担当します!
岩崎
…。(絶句)

 

障がい者スポーツには、こういう言葉があるそうです。

「失ったものを数えるな!残った力を最大限に活かせ!」

 

今もまだ自分が持っているもの、身につけた技、差し出すことのできるものを全て駆使して目の前の課題に取り組む姿勢。

今回もまた励ますつもりで励まされました。

 

ここでも皆さん、とっても愉しんでおられるのが印象的でした!

実に素晴らしい!

 

Do your best with what you have for who you love.

(愛する人のため、持っているものでベストを尽くせ)

 

リーダーがチームを元気にするためにやるべきこと

被災地の釜石のみなさんやアンプティサッカーの選手の皆さん。

生きることを本当に楽しんで心の底から笑顔になっている人たちには、ある共通点があることがわかりました。

 

それは、『失ったものではなく、今持っているものでベストを尽くす』という考え方です。

失ったものばかりを考えると、どうしても悲観的になり絶望を感じ、闇の中に取り残されてしまいます。

 

人を元気に笑顔にするためには、自分が何を持っているか、どんな武器になるのか、どのように貢献できるのか、を知っていなければいけません。

これまでに失ったものではなく、今現在何を持っているのか。

 

今、自分は何を持っているのかを『言葉』にして知ることで、そこに『希望』が生まれます。

希望があるからこそ、失ったものにとらわれず明日に向かってポジティブに生きることができるのではないでしょうか?

 

チームを元気にするために、チームの人間が何を持っているか。

そして、チームのメンバーに期待する。

これらも非常に重要なことです。

 

しかし、まず私たちリーダー自身が、何を持っているかを『言葉』にすることが非常に大切です。

ぜひ一度トライしてみてください。

 

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