アメと鞭はもう古い?!リーダーは『物質的想像力』で自走型チームを創れ!

アメと鞭はもう古い?!リーダーは『物質的想像力』で自走型チームを創れ! リーダーの言葉の力

リーダーとしてチームビルディングを進めるうえで、多くのリーダーたちは『自分がいなくても自らで考え、判断し行動するチームを作りたい』という目標を持っています。

せっかく社内で社員が自発的に判断、行動する機会を用意しても、社員自身にその希望や目的がなければそのようなチームを作るどころか、リーダーの育成は困難です。

 

ひと昔前までは、昇給や勤怠管理などでアメと鞭を使い分けてそうなるように『促す』風潮がありましたが、今の世代の人たちにはこのやり方は通用しないようです。

つまりは、社員自ら『そうなりたい!』と思わせる何かが必要ということです。

 

今日は私のこれまでの講演会で受けた質問の中から、リーダー育成のヒントになる回答をご紹介します。

 

もっと評価されるべき『普通の子』

先日、私の講演会であるお母さんからの質問がありました。

それは「うちの子は、とっても普通の子で特にスポーツはやっていないのですが、どんな時にペップトークを使えば良いのでしょうか?」というものでした。

 

お話を伺うと、「普通の子」といわれたお子さんは、毎日学校に行き、好きな習い事をし、学校内での成績も中の上くらいの際立った可も不可もない子なのだそうです。

思わず「なんと素晴らしいお子さんなのでしょう!」と叫んでしまいました。

 

驚くお母さんに、「実はね、講演会で勇気をふりしぼって質問にこられるお母さんのお話にでてくるお子さんは、なにか問題を抱えている場合が多いんですよ。」と説明しました。

 

お母さんの物差しで測ると、その子は普通かも知れませんが、「ちゃんと」学校に行き、「ちゃんと」習い事も続け、「ちゃんと」お手伝いもして、「中の上」の成績を取ってくるお子さんは「良い子」だと思います。

子供はやるべきことを「ちゃんと」している中で、自分の好きで得意なことをみつけるのが、最も自然だからです。

 

「今日、学校どうだった!」の問いに「普通」って答えるのは、「無事の証拠」ととらえるべきなのかも知れませんね。

 

「「何かにチャレンジしたい」と本人が言ってきたときに全力でサポートして差し上げて下さい。試験を受ける、発表をする、試合に出るなど、どんな些細な舞台でも、本人にとって本番を迎えた時に前向きな声掛けをして下さいね。」とお答えしました。

そして何より、「普通が良い。普通で良い。地道に頑張れ!」といって欲しいとお願いしました。

 

『普通』の中から才能を見出す

誰かに無理やり押し付けられた夢や目標を、「賞罰」を与えることで続けさせられていると、いつか突然歯車が狂ってしまうかも知れません。

他人と比較して落ち込んだり、嫌になってやめてしまったり、無理をしてけがをすることもあるかも知れません。

 

実は「あめとムチ」に例えられる賞罰は、モチベーションを上げたいのなら大差がないことが指摘されています。

『モチベーション3.0』の著者、ダニエル・ピンク氏は、あめもムチも、どちらも誰かに与えられた外発的動機づけであるとし、これからの時代は、自分の内面から湧き出る「やる気」=内発的動機づけにアップグレードすべきだと説いています。

 

当たり前のことを「ちゃんと」やっていると、学校生活でも社会でも自分自身の得手、不得手がだんだんわかってきます。

その中でも自分が、得意とするもの、興味があるもの、時間を忘れて取り組めるものが徐々にみえてきます。

 

大事なのは、やるべきことは何でもやってみることです。

何故なら、不得意だと思っていたことの中にも、続けることによって才能が開花するものが見つかるかも知れないからです。

 

そうして見つけた「好きで得意な本気でやりたいこと」を全力でサポートするのが、最も身近なドリームサポーター、すなわち『家族の役割』ではないでしょうか?

好きで得意を職業にできたら、どんなに素敵でしょう。

 

すべての現実は『空想』から始まった

「先生、一度も勝ったことない普通の選手に勝利のイメージをしろと言ってもできないんじゃないですか?」と質問されたことがあります。

親にも本人にも大きな成功や勝利の経験がないから、「成功のイメージを描けないだろう」という思い込みがあるようです。

 

フランスの哲学者バシュラール博士は、今から百年近くも前に、人の想像力には二種類あると説かれています。

一つは、自分が経験した過去の意識の中から想像する「形式的想像力」で、もう一つは未経験の無意識の中から想像する「物質的想像力」だそうです。

 

形式的想像力の方は、自己の経験や、世間一般の常識的な価値観に基づく想像力だそうです。

分かりやすくいえば「お互いに知っているものを想像しよう」という考え方です。

 

「ここに素敵なお花があると想像してみて下さい。」と言えば、ここにお花はないけど想像することができますよね。

これが形式的想像力です。

 

物質的想像力は、地球上では人間だけが持っている、一般常識を覆し、現実を乗り越え、未だ誰もみない「物」を創造する力のことです。

これを分かりやすくいうと、元々地球上にはなかった「物」を作る力です。

 

我々が着用している衣類も、使っている道具も、乗り物も、建物さえも人間の想像力から創り上げられたものだと考えられます。

 

親や指導者側が、子どもや選手に対して「勝ったことないのだからイメージできない」=「勝てない」と決めつけるとどうなるでしょう。

その思い込みのイメージが、催眠術のように作用して、自分で線引きをするようになってしまいます。

 

子供たちの自由でピュアな発想やイメージは、好きで得意なことにのびのびと楽しく取り組んでいる時にでてくることが、脳科学の研究でもわかってきたそうです。

勝ったことのない子の勝利のイメージの方が、実際に勝ったことがある子のイメージより、華やかで明るく素晴らしいものになるかも知れません。

 

全世界で半世紀以上も読み続けられている『潜在意識は答えを知っている』の著者マクセル・マルツ博士は、「人間だけがイマジネーションによって自らの成功メカニズムを方向づけることができる」と書いています。

人は、地球上の自然界にはなかった「物」を、創造し続けています。

その原動力が、まさに「物質的想像力」なのです。

 

この世にまだない『夢と希望』に人は魅了される

自分の成功のイメージを想像することは、未だ成功したことがないからこそワクワクするのです。

夢の向こう側は、どんな世界だろうと想像を膨らませるのは自由です。

 

あなた自身の想像力のパワーを解き放つと、自分の夢や目標がはっきりと近づいてきます。

 

大事なのは、それは与えられるものではなく、自分の内側から湧き出てくるものであるということ。

強制されてでてくるのではなく、普通の生活の中から出てくるということです。

 

普通でいい、普通がいい、ただそこからどっちの方向にどんな一歩を踏み出すのか、内なる声に耳を傾けること。

ドリームサポーターであるチームミラクルはそれを全力で応援します。

 

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