人々に勇気を与え続ける大野勝彦先生への東京消防総監からの感謝状

人々に勇気を与え続ける大野勝彦先生への東京消防庁からの感謝状 リーダーの言葉の力

 

「今日は阿蘇の風の丘美術館に行きましょう!」

 

福岡での講演が終わって、現地でいつもお世話になっている〇〇先生からドライブのお誘いを受けました。

実は、福岡県筑紫野市で整骨院を経営されているA先生には、時間があれば色々な名所に連れて行って頂いています。

 

「風の丘美術館ですか?残念ながら存じ上げないのですが、先生のお勧めならば…」

と言う訳で、福岡から高速に乗って熊本の阿蘇までドライブしました。

 

もちろんその間に、その美術館がどんな場所なのか詳しいお話を伺いながら…。

 

大野勝彦先生の風の丘美術館にて

風の丘美術館は、「大野勝彦先生」の作品が展示されている個人の美術館であること。

 

大野勝彦先生とは、44歳の時に農作業の最中に、事故でトラクタのシャフトに両腕を巻き込まれ、生きるために渾身の力で自らの腕を引きちぎった方であること!

その後、自らが強く生きる事で周囲の方々を勇気づけられることに気づき、義手に取り付けた筆で多くの「書」や「絵画」などの作品を残されている方である事を知りました。

 

話を聴いて、思わず息をのんでしまいました。。。

 

大野先生自身の手記やインタビューの中にも、「死か」「手を切って助かるか」の究極の選択肢を突き付けられた時に時間はなかったとおっしゃっています。

そして、「手が切れてくれたお陰で命拾いしたが、手の事を思うと心が痛む。これまで尽くしてくれたのに!」と優しく語られます。

 

「どんな人なんですかね?」

その質問に、〇〇先生は、

「実は自分も会った事はないんです。地元や巷ではとっても有名な方で、テレビにも良く紹介されている先生なんですけど!」

 

高速を降り、一般道を抜けて阿蘇の山並みに入るとたくさんの大自然が残された美しい風景が続きます。

大野勝彦先生の風の丘美術館は、地元の支援者や行政のご理解から、肥後の風景が見渡せる美しい丘の上にゆったりとした佇まいで建っていました。

 

月曜日の早朝から動き始めた我々は、まだ静かな朝一番に到着しました。

自動ドアは開いていたのですが、受付には誰もいらっしゃらなかったので、大きな声で「ごめんくださ~い」と叫ぶと、中から「は~い!」と男性の声!

 

「声の質から絶対ご本人でしょ!」

A先生が、おっしゃいました。

 

「えっ!」

 

自分は、まさか先生ご本人に会えるとは思っていなかったので超ビックリ!

両腕に義手をつけ、まるでカウボーイのような出で立ちで笑顔の先生が出て来て下さった時には、何だかヒーローに会った子供のように感激してしまいました。

 

「どうぞ、ゆっくり作品をご覧ください」

と言われて、2階建ての美術館に展示されている先生のこれまでの代表的な作品をかなりの時間をかけて拝見しました。

 

両腕を失われた直後の家族に向けてのお手紙を拝見した時点から、涙が溢れていました。

時と共に、先生の想いが変化していく事も、作風が少しずつ変わっていった事も、家族への先生の熱き感謝の気持ちも、ビンビン伝わってくるので魂は揺さぶられっぱなしです。

 

美術館を一回りして、先生の作品や書籍が販売されているコーナーに戻ってくると、そのそばにある作業場で静物画を書かれていた先生が笑顔で迎えて下さいました。

「まあ、どうぞ。」と先生が座っておられた椅子を勧められた時にはちょっと躊躇しましたが、そこが絶景を見渡せるスポットであることにすぐに気づきました。

 

自分の骨に誓った男の本当の強さと優しさ

感想を聴かれ、どれだけ泣き、どれだけ勇気づけられ、どれだけ感激したかをお話しして、更に自分も「言葉」を通じて人を勇気づける志事をしていることをお伝えしました。

先生は、両腕を失った自分でも必要とされることがあると「はい、分かりました」と、オファーを受け、これまでに4000回を超える講演会をこなされているのだそうです。

 

人前で「両手切断の事故の話」をするのは辛いけど、ご自身のその体験から気付いた「家族のぬくもり」「人のやさしさ」「生命ある喜び」をテーマにお話されているそうです。

講演の手記の中には、「毎回心の中は涙であり、そこからの叫びはありがとうの笑顔であった。」と記述されています。

 

自分の骨に誓ったそうです。

「お前の分まで強く生きるからな!」

 

そして、入院中に、笑顔でお見舞いに来てくれていた娘さん達の「両腕を失った父を想う」気持ちを知った時、涙が止まらなかったそうです。

母のため、家族のために「強く」生きると決めた男からは、覚悟ある本気の「優しさ」が溢れ出ていると感じました。

 

東京消防庁から災難を乗り越え人々に勇気を与え続ける男への感謝状

先生との素敵な時間はあっという間に過ぎ去り、美術館を出ようとした時に、作業場に「龍」の絵がある事に気づきました。

瞬間的に東京消防庁のハイパーレスキューの「屠龍技」の話が脳裏をよぎり、ダイジェストでお話させて頂きました。

自分たちの努力や鍛錬が、無駄になることを祈りながら、万が一に備えて世界水準の技を磨き身体を鍛えぬいているハイパーレスキューの皆さんのお話です。

【超重要!】ハイパーレスキューから学ぶ『屠龍技(とりょうのぎ)』の心
チームを守るために、いつ訪れるかもわからない不測の事態に備えて生涯努力し続けることはできるでしょうか?ハイパーレスキューが掲げる『屠龍技』の言葉から私たちリーダーが学ぶべき心がわかります。

 

すぐに辞書を引かれた先生は、突然、大きな和紙を探し始めました。

鼻歌を歌いながら、墨を用意し、義手に装着した大きな筆は、更に太い輪ゴムでしっかり固定し、紙に向かった先生から突然のオーラが出ました。

先生の筆から、現れ出た龍からは大きなパワーを感じました。

 

凄まじいばかりの「屠龍技」が描きあがった時、これは絶対に東京消防庁のハイパーレスキューにお届けしますと約束しました。

両腕を切断すると言う大きな災難を受けながらも人々に勇気を与え続ける男から、どんな災害にも対応すべく日々鍛錬を続ける男たちへの「魂の書」は、確かにお届けしました。

後日、大野勝彦先生に直接電話があり、東京消防総監からの「感謝状」が届けられたそうです。

 

有事に備え日々鍛錬を続ける男達から災難を乗り越え人々に勇気を与え続ける男への感謝状

 

考えただけでまた涙が出てしまいました。

 

頑張れニッポン。

頑張ろう、日本の勇者たち!

 

ヘッダー画像は大野勝彦先生の風の丘阿蘇大野勝彦美術館 公式サイトから引用させていただきました。
みなさんも熊本、阿蘇を訪れた際にはぜひ一度お立ち寄りください。

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